施設長の個人ネタ

ちっちゃな雇われ経営者の思い

介護施設での人手不足は、他業種よりも深刻で、社会問題となっています。

世の中の介護離職を防ぐためにも介護職員増は必須ですが、介護保険下の儲からない業種ではどうしても給与が増えにくいのも現実です。

エッセンシャルワーカー目線

どんな商売でも、経営者・従業員一同が協力し、全員分の生活費よりも利益をあげながら地域のニーズに応えつづけています。

そのなかで、田舎の鉄道やバス・学校、病院・介護施設など、生活インフラだけど儲かりにくい事業では、国や自治体から何がしら補助や保護を受けるのが現状です。

ちょっと前のコロナ禍では、看護師・介護士・保育士などエッセンシャルワーカーのありがたさを実感したという報道も見られました。

といっても、華やかさのない日常に埋もれる仕事ほど、好景気やインフレ時に、他業種よりも収入が増えません。

経営者目線

このたび雇われではありますが、立場上、施設の責任者となりました。

正直、脳神経外科勤務医だったころは、患者さんが少なくなれば、

  • 時間外やボーナス手当は減るかもしれないけど、まあラクだなあ

くらいの感覚で働いていましたが、

経営側へまわると、利用者さんが少なくなったときに、

  • とにかく頑張っている職員の収入を減らしたくない

と考えてしまいます。

どうにか売上や利益をしっかり上げつづけ、オーナーの了承を得て、職員のボーナスを増やす使命は、

高度経済成長期に幼少期を過ごした第2次ベビーブーマー世代にとって、

  • マジメに働けば、住宅購入 と 子どもの大学進学費用は準備できる職場にしていきたい

ひたすら熱く、きっと若い世代からはイタイおじさんあつかいでしょう。

しかし、今現在の状況で、これ以上国の補助金は増えそうもなく、

ちっちゃな施設責任者としては、今の安定した労働収入を確保しながら、みんなそれぞれが個人事業副業を楽しむ雰囲気づくりからはじめようかと考えています。