病気の分類 や 急性期病院治療 の話よりも、介護施設の違い や 介護費用 の話のほうが、多くの方々に喜ばれます。
みんなだれだって、お任せするしかない専門的内容よりも、自分と家族でどう暮らすか一般的内容こそがホントに必要であり、また興味もわくからです。
前の職場ではじめたセミナー
以前勤務していた回復期リハビリテーション病棟では、月に1度以上家族と面談を行なっていました。
脳神経外科医である自分 や リハビリテーションスタッフ から病状経過などを説明後、地域連携室社会福祉士が介護保険や施設についてカンタンに話すのですが、
どの家族さんも、これからどう暮らしていくかの選択肢ほど、熱心に聴かれ、質問もあり、とても喜ばれ、
そして最後に、
- もっと早く知っていれば、気持ちがラクだったのに
と、よく言われていました。
このような情報不足の現状に応えるべく、
- 脳神経外科急性期病院、脳卒中一般
- 回復期リハビリテーション
- 介護保険、介護施設
という流れのセミナーを病院近隣で行ったのが始まりで、
好評をいただくなか、アンケート内に、
- 子どもたちにもぜひ聴いてほしい
という多くの回答があったため、企業へ研修でうかがったり、
施設入所への方向性が決まった入院患者家族に、
- 実家の土地建物 や 相続 について心配
という配偶者や子どもさんが多いため、夕方の公民館会場へ友人司法書士に来てもらったり、
何度か開催してみて、病気や治療でどうなるかよりも、介護や相続でどう暮らしていくかこそ、多くの人にとってホントに知りたいことだと気づいたのです。
全体像をつかみ、家族間で相談できるキッカケづくり
それから、子育て都合で2年前に呉へ戻って介護保険施設勤務となり、
以前の経験から、知り合いの知り合い呉出身司法書士さんの協力を得て、
- 介護保険、介護施設について
- 終活、相続について
病気ではなく暮らしへ特化する、ここはじ介護セミナーをはじめました。
ネットでなんでも調べられるこの時代に、全体像をつかんでもらうことで、
- 介護、相続の情報弱者をなくし、
- 家族間相談へのキッカケをつくる
そんな活動をしていきたいと考えています。