施設長の個人ネタ PR

ひさしぶりに死亡診断するようになりました

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25歳で就職してから、

  1. 急性期脳神経外科 20年
  2. 回復期リハビリテーション 7年
  3. 介護保険施設 2年弱

勤務してきました。

回復期病棟での7年間だけは、亡くなる方がほとんどいない環境だったです。

脳神経外科勤務時代

脳神経外科医をやっていた頃、死亡診断書を書くのはある意味日常でした。

その多くは、救急搬送されてきた 脳卒中 と 頭部外傷 の患者さんで、

緊急手術で減圧しても助からないほどの頭蓋内損傷により救命困難な状態、家族へひたすら説明を続けますが、

数時間前まで元気だった、というか、なんでもない日常から突然助からない死がやってきているわけで、落ち着くことなく集中治療室などでの心停止確認だったです。

呼吸器をつけて1-2週間昏睡のまま、亡くなる方もいました。

当時私も若く必死で病状を説明していましたが、今振り返ると、1-2回説明してからは 黙るか その場を離れるか した方が良かった気もします。

助からないのなら、亡くなるまでの時間どう過ごすかは、どう考えても家族が決めることで、

  • 他の家族を呼ぶ
  • 頭の中を整理する
  • また私に説明を求める

とにかく家族が少しでも冷静になれる環境づくりに徹するべきでした。

もちろん迷惑がられたことはなくても、いくらか年をとった今現在での反省です。

回復期病棟勤務時代

回復期リハビリテーション病棟では、数ヶ月リハビリ後自宅や施設へ患者さんは退院するため、ほとんど死亡診断書を書くことがありませんでした。

それに、肺炎 や 胆嚢炎 などが悪化した場合は、また急性期病院で戻って治療してもらう仕組みでもありました。

介護保険施設勤務となって

そして最近、また死亡診断書を書いています。

介護保険施設で勤務しはじめて2年弱、老衰で亡くなる方のお見送りが一定の頻度あるからです。

その際、弱っていく過程を簡単に説明しますが、ほとんどの家族はすでに受け入れています。

入院加療後に弱り自宅へは帰れない経過での入所が多く、その際に家族は、いつか亡くなることも想定されるのでしょう。

それで今は、入所の際、

  • 元気だった頃の様子
  • 病気けがなどで弱る経過 や 物忘れが進む状況

などをしぜんと家族から話してもらい、改めて気持ちの整理につながる環境を意識しています。

そうは言っても、亡くなったときの家族との距離感は、これからもずっと悩むでしょうね。