仕出し、飲食店における集団食中毒の報道を毎年見かけます。
つけない、ふやさない、やっつける、食中毒対策が日常の場所でも発生するのです。
誠に恐縮ですが、介護施設の差し入れ制限や禁止へ、ご理解ご協力のほどよろしくお願いいたしします。
介護施設での食中毒対策

入所利用者のだれかが感染、体内で細菌やウィルスが増殖すると、一気に感染力が高まり、
- 共同生活
- 高齢者
- 自力排泄困難(オムツ)

介護施設での完全な隔離は困難なため、多くの利用者および勤務者へ感染が広がってしまいがちです。

それで夏場はもちろん、常時食中毒に気をつけています。

具体的には、施設内での細菌・ウィルス増殖を防ぐため、
- 給食者・配膳者の 健康確認 と 清潔・消毒
- 適切な加熱
- 調理後短時間での提供
- 食事後速やかな洗浄
- 施設内衛生管理
- 排泄物汚染予防

とにかく徹底するしかありません。
持ち込み制限・禁止

その一方で、高齢な入所利用者には 嚥下障害 や 食欲低下 があるなか、やっぱり、
- 本人にとって、食べることは一番の楽しみ
- 家族にとって、食べている姿は一番の喜び

本人・家族ともに、以前からの好物差し入れを強く希望されることも多いです。

わたしたち職員も本音を言えば、ぜひいっしょになんでも好きなだけ食べて欲しいのですが、

どうしても施設内食中毒は防ぎたく、生モノ や 調理後時間経過したモノ はもちろん、

多くの施設において、
- 持ち込み禁止

もしくは、
- 滅菌
- 個包装

大手食品メーカーのゼリー・ジュース・缶詰・お菓子などに制限するのが一般的となっています。

自家製煮物、くだもの、お餅 なら食べてくれると思う、よく家族から提案されますが、

呼吸器感染症に対する面会制限と同様、施設側としましては、持ち込み制限・禁止にひきつづきご協力をお願いする次第です。
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