家計管理において、ストック と フロー を定期的にチェックすることは極めて重要です。
また、相続発生時にも残される家族の労力を減らせます。
ぜひ、日常的に資産と固定費の一覧表を作成しておきましょう。
個人の B/S と P/L

個人でも法人でも、おかねの管理をマジメにするなら、
- B/S:ストック、資産
- P/L:フロー、損益

を定期的に作ります。
B/S バランスシート

バランスシートは、評価日における資産の状況(資産、負債、純資産)を示し、ストック全体の安全性や収益性を確認できます。

負債の少ない個人においては、資産の一覧表でも十分に代用可能です。
P/L 損益計算書

損益計算書は、評価期間における収入と支出の状況を示し、フロー全体からの安全性や収益性を確認できます。

経費のない個人においては、固定費の一覧があれば十分でしょう。

家計の安全性・収益性を高めるために、ぜひ資産と固定費のリストを定期的に作成しながら見直していきましょう。
相続の B/S と P/L

そして、相続の際にも、
- B/S:ストック、資産
- P/L:フロー、損益
は有用です。
B/S バランスシート

資産のリストがなければ、残された家族は、銀行・証券会社・法務局などへ当てもなくさまようしかありません。

日常家計管理のためだけでなく、家族のためにも、資産の一覧表を作成しましょう。
【関連記事】引き継ぎには一覧表
P/L 損益計算書

資産だけでなく故人の契約全般も引き継ぐイメージで、公共サービスなどの支払いを止めてもらう必要があります。

そこで、固定費の一覧があれば、
- 電気、ガス、電話、NHK
- インターネット回線、携帯電話、カード会社
- JAF、自動車保険
- 通販、宅配、スポーツジム
- ネット内サービスのサブスク(Amazon, Noteなど)

契約解除連絡先は一目瞭然です。

家族は落ち着いてから、スムーズに順次連絡していけます。

その際、しばらく故人の携帯電話やメール先を残したまま、
- 通帳記入
- カード支払い明細
を追いかけてみるのも良さそうですね。
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