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長期療養できる場所

他職種介護職員と利用者夫婦
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病院での長期入院は困難なため、自宅退院が無理な場合、介護保険施設に入所するのが一般的です。

しかし、一部の慢性疾患患者では、医療療養型病棟で長期に入院できる場合もあります。

長期入院・長期入所

車椅子を押す女性と乗る老婦人

病気や加齢によって動きが悪くなり、自宅で暮らせなくなった場合、

  1. 医療療養型病棟
  2. 介護医療院、特別養護老人ホーム
入所前施設見学

長期療養する場所があります。

ケアマネージャーと利用者

といっても、ほとんどの人は医療療養型病棟に入院できず、介護保険施設(介護医療院、特別養護老人ホーム)への入所です。

医療療養型病棟

マジメに働く医師と看護師

長期的な医療ケアや治療を受ける人が対象の医療療養型病棟では、

  • 神経疾患:パーキンソン病、筋萎縮性側索硬化症 (ALS)、多発性硬化症 (MS)
  • 脊髄損傷
  • 肺気腫、慢性閉塞性肺疾患 (COPD)
  • 疼痛コントロール (麻薬) が必要な悪性腫瘍
聴診器を使用するドクター

など、医療行為を要する医療区分2, 3 の病状の方々が入院しています。

手をあげるシニアドクター

そのため、医師が夜間休日でも敷地内にいる24時間体制であり、

お見舞い、家族面会

医療保険のもと入院費用は、

  • 医療費 + 食費 + 居住費 + その他 (個室や入院セット代)
数字でわかる電卓を持つ女性

その際、医療費・食費・居住費は、所得によって高額療養費制度の上限までです。

介護医療院、特別養護老人ホーム

介護施設、介護施設職員

一方、長期的に介護を受けて暮らす人が対象の介護保険施設では、

車椅子移乗介助

日常生活に支障をきたし、要介護度 3, 4, 5 の状態の方々が入所しています。

落ち込み弱った老婦人

原則、休日夜間には医師がおらず、また検査機器もないため、病気の診断・治療には病院受診が必要です。

要介護手引き起立歩行

介護保険のもと、入所費用は、

  • 施設サービス費 + 食費 + 居住費 + その他 (個室や入所セット代)
数字でわかる電卓を持つ女性

その際、施設サービス費・食費・居住費は、所得と貯蓄によって負担限度額設定の上限までとなっています。

救急車両

このような長期入院・入所の制度があるなか、居住する地域によって、

  • 病院:急性期病院、回復機病棟、地域包括病棟、医療療養型病棟
  • 施設:介護医療院、介護老人保健施設、特別養護老人ホーム
介護施設建物

これら病院や施設の比率が大きく異なるため、親族の長期療養について困ったときは、

地域包括センター

知り合いの親族介護経験者の体験談よりも、必ず地元の専門家 (地域包括支援センター、地域連携室) へ相談しましょう。

のんびり施設長

とくに、神経疾患や身体障害者手帳を持っている場合、自宅で暮らせなくなったときに医療療養型病棟への長期入院も検討したいですね。

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