想い出のつまった自宅で、みんなずっと暮らしていきたいです。
といっても、いつか体の動きは悪くなります。
災害は別として、いつまで今の家に住んでいられるのでしょう。
住めなくなる要因

介護老人保健施設へ入所可能となるほどの要介護認定を受ける前からでも、
- 日常生活自立度の低下
- 建物の構造、立地
- 手伝ってくれる家族

などの要因により、自宅で暮らせなくなる人がいます。
日常生活自立度の低下

加齢 や 病気 の影響で
- 屋(内)外移動制限
- 食事準備や摂取の困難
- トイレ排泄の失敗
などはもちろん、

ちょっと家事がシンドイくらいの体力低下でも、今までどおりの生活は難しくなってきます。
建物の構造、立地

たとえば、30代で購入した自宅が構造上、
- 1階すべて駐車場のため、外階段で2階に上がる
- 丘の上まで狭い歩道や階段の登り降り

また立地上、自動車生活前提で、
- 徒歩圏内にスーパー病院がない
- 公共交通機関がない

歳を重ねるだけで、もう住みにくくなるでしょう。
手伝ってくれる家族

そして近年、核家族化、非婚化が進み、
- 独身、死別・病弱
- 親戚のいない団地暮らし
- 子どもは都会へ行ったきり

近くに家族がいるのも当たり前、いないのも当たり前、という時代では、

みんなそれぞれに事情があるなか、①②③ の組み合わせ次第で、急に家で暮らせない状況へ陥ってしまうのです。
解決策

だれだって、できるだけ家で暮らしたい、もしくは自由に暮らしたいでしょう。
それぞれへ解決策をあげるなら、

① 日常生活自立度低下を避けるため、
- 栄養管理、タンパク質摂取
- 運動習慣

筋力も判断力も保てるよう、日頃から健康的な暮らしを心がけます。

そして、かかりつけ医への通院・健診により、病気も予防していきたいです。

② 建物の構造、立地の問題では、
- リフォーム
- 駅前マンションへの引越し
段差をなくし、安全な導線を確保するためにお金を使います。

資産価値の下がりにくいマンションへの引越しなら、相続の際に喜ばれるかもしれません。

③ 手伝ってくれる家族との関係ついては、
- 積極的なコミュニケーション
- 都会への引越し

元気なうちから、近くでも遠くでも、家族といつでも連絡を取り合い、

場合によっては、子ども や 親戚 のいる街へ移住する選択肢も考慮します。

こう見ると、今の自宅で暮らせなくなることはふつうにあり得るわけで、

そんなときに相談する人と日常的に先のことを相談、そしてそんなときに躊躇せず支払えるお金をいつでも準備、
どうにか自分なりに備えていきたいですね。
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