高価な内服薬があると、介護保険施設への入所が難しくなります。

それは、施設の利益が減るから よりも、そんな薬は手に入らないから が実情です。

そのため、当介護医療院では、1-2ヶ月ごと家族といっしょに病院受診してもらっています。

処方困難な内服薬

手をあげるシニアドクター

老健や介護医療院では、施設内常勤医 と 薬剤師 とで、薬を処方するのが原則です。

数字がわからない電卓を持つ老夫婦

その際、

  • 薬は施設側負担(包括払い)だから、高額な内服薬を出せない

という記事を見かけますが、

疑問を持つ男性医師

現実には、

  • まったく手に入らないから、専門的な内服薬は出せない

介護保険現場へ、薬はほとんど回ってきません。

内服薬

とくに、

  • 慢性心不全
  • 抗てんかん薬
  • 糖尿病薬
  • 抗凝固薬
  • (抗がん剤)

などの新しい薬は、まずムリです。

病院外来受診の負担

ケアマネージャーと利用者

だからといって、自宅では暮らせない入所希望者に、

  • 薬を中止する
  • 入居を断わる

の対応では、だれの幸せにもならず、

他職種介護職員と利用者夫婦

やっぱり、

  1. 介護保険施設の負担
  2. 家族の負担

のもと、どうにか協力病院へ依頼、処方してもらうしかありません。

介護保険施設の負担

電子カルテ、外来説明

現場において、

  • 医療保険の病院では、処方可能
  • 介護保険の施設では、処方不可能
介護施設、介護施設職員

しかも、

  • 医療保険と介護保険とを、同日には請求困難
偉いお医者さん

そのため、受診日は病院の医療保険請求が優先され、

入所中でも施設の売り上げはなくなる、介護保険施設の負担です。

家族の負担

車椅子を押す女性と乗る老婦人

また、1-2ヶ月おきの病院受診では、

  • いっしょに行く家族の 時間と労力
  • いっしょに行く家族が支払う 介護タクシー費用
数字でわかる電卓を持つ女性

家族にとっても、やはり大きな負担でしょう。

のんびり施設長

医療保険・介護保険制度も年々変化するなか、

  • ずっと必要な薬なら、介護保険施設でも継続処方できる

外来受診負担が減ったらいいですね。

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