施設長の個人ネタ

介護施設で働く医者のちょっとしたモヤモヤ感

どの医者もそうですが、自分も以前は大学病院やその関連病院で20年くらい働いていました。

そしていま、出世している同級生を見かけると誰も聞いてないのに言い訳したくなるのは、どの業界でも“あるある”でしょうね。

医者の働き方

行政や産業医などの特殊な状況を除くと、

  1. 大学、大学病院
  2. 地域基幹病院
  3. 医院、クリニック

などで、医者は働いています。

①大学勤務では研究も行っていて、教授回診シーンの白い巨塔ドラマで見かけます。

②地域基幹病院は、救急車で運ばれたり、家族が手術で入院したりする病院です。

③開業医は、後継ぎや新たなクリニックビル内などの個人事業、地域で一番身近な医者でしょう。

そして他に、

  • バイト・パート勤務
  • 介護施設

という働き方もあります。

一般的に、①ー③は華やかで、パートや施設は地味、

というか、ひと昔前なら“定年後”とか“主婦枠”とか言われていた働き方です。

最近は、他の業界と同じように様々な働き方が認知され、若いときからバイトで暮らしつづける医者も増えています。

そしてわたしも子育てを優先したくて、1年パート勤務後、現在は介護施設で働いています。

バタバタと診断・治療を続けていた病院勤務よりも、ゆっくり利用者さん家族と現状を一緒に確認し合う施設勤務のほうが、いまの自分にはピッタリだったです。

偉くなっている同級生

50歳を過ぎて、医師会や学会からの連絡など、偉くなっている同級生や知り合いを見かけます。

  • もちろん、自分は自分なりに幸せ
  • だけど、バリバリ働いているひとはやっぱりまぶしい
  • でも、ゼッタイに戻りたくはない

うまく言えないですが、ネット記事でよく見かける育休明けの定時帰り場面

  • 自分だって、ちょっと前まではそれなりに仕事やってたんだけど

誰も責めてないのに言い訳したくなる、そんな感じでしょうか。

まあ、何屋さんがどんな状況であっても、ちょうど

  • 何にもなれなかったオジサン

を実感する年齢なのかもしれませんね。