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年金は究極の保険、ソントクよりも働き続けて老後の安全を優先したい

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年金を70歳まで繰り下げるべきか、60歳から早めにもらおうか、加給年金のために国民年金のみ繰り下げよう、いろいろなアドバイスをよく見かけます。

老後おかねで困らないために、働けるうちは年金を減額されても働きつづけるのが一番安全、と個人的には考えています。

年金のソントク

年金の繰り下げによる受給額増に対して、

  • 早く死んだら損をする
  • 所得増によって所得税や社会保険料の負担が増えて、手取りが額減される

というデメリットを強調し、

65歳から受給した場合 と 70歳からの場合 とで、何歳まで生きたらお得になるか、損益分岐点のような表現をする方がいます。

5年間の受給額をNISA口座でインデックス運用する場合 と ふつうに繰り下げた場合 とで比較する記事を読んだこともあるでしょう。

ほかにも、平均寿命や100歳など死亡年齢を場合分けしながら、いろんな方々が損得について表現したり断言したりしています。

年金は保険

基本的に年金は、

  • 40年間掛金をそれぞれが払い続け、
  • その全員分を年金機構が安全に運用する

65歳以降死ぬまで一定額の受給継続が保障される制度です。

これは、40年満期で、生涯の生活費をある程度補填してくれる保険と言えるでしょう。

老いて病気をしても、働けなくなっても、いくらかお金が入ってくる強制加入の保険、

そんな安全に暮らしつづけるための収入では、個人レベルでの生存確率・期待値から計算されるソントクよりも、100歳まで120歳まで生きても困らない安心こそを大切にしたいです。

多くの人が、

  • 明らかに損をする民間生命保険には、安心のため入り続け
  • 安全安心のための年金という保険では、損を回避しようとする

とんでもなく不思議で、合理性のない行動を好むような気がします。

繰り下げもいいですが、やっぱり65歳以降も年金が受給できないくらい所得のある一生現役を目指し、何歳か働けなくなったとき以降は年金と運用資産とで質素に暮らし続ける、損して得するイメージが良さそうですよね。