医療保険と介護保険との境界上にいるがん患者は、入院・入所先に困ります。

共働き・老老介護が当たり前のこの時代、亡くなる直前までトイレに行けるなら、やっぱり自宅で暮らしたいですね。

がんの疼痛管理

処方箋と薬

がんによる痛みは、初期においてはロキソニンなどの消炎鎮痛薬が効く場合もありますが、基本的にモルヒネやフェンタニルなどの麻薬(オピオイド鎮痛薬)が使用されます。

飲み薬 や 貼り薬 を併用して、積極的に痛みをコントロールします。

正面説明する男性医師

末期がん患者の苦痛緩和に、麻薬は、どこで暮らすにしても必須です。

麻薬管理

本来、麻薬は “麻薬及び向精神薬取締法” で禁止されています。

電子カルテ、外来説明

そんななか、医療用麻薬だけが疼痛管理や全身麻酔に使用される、そのため、

  • 保存
  • 使用後の破棄
タブレットに記録する看護師

などはどこでも徹底されており、

マジメに働く医師と看護師

紛失は絶対に許されず、病院では禁固管理やダブルチェックが義務づけられています。

介護保険施設での麻薬使用の現状

介護施設、介護施設職員

近年、介護保険施設(特養、老健、介護医療院)での看取りが日常となってきました。

要介護者、寝たきり高齢男性

当施設でも、病気や加齢により食べられなくなった要介護者を、地元で暮らしていただけるよう積極的に受け入れています。

困惑する男女医療者

しかし、限られた 人員 と 施設内設備 では、制度上可能となったとしても、麻薬を取り扱えないのが現状です。

病室、個室、入所、入院

そのため現時点、がん性疼痛がないうちは入所利用いただき、疼痛出現後は速やかに病院へ入院してもらうしかありません。

車椅子移乗介助

はじめから受け付けない介護施設もあるなか、

  • 麻薬を使用しはじめなければ、病院に入院できない
  • 疼痛はないけど、家では暮らせない
病院建物

そのような方が当施設で暮らせるのも、やはり疼痛出現時における協力病院のスムーズな受け入れのおかげです。

聴診器を使用するドクター

もし金銭的余裕があるなら、最初からサービス付き高齢者住宅へ入居して、訪問診療と訪問看護の利用を検討してもいいかもしれません。

のんびり施設長

ぜひ、かかりつけ医に相談してください。

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